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季節感 -グリーンテリア 芦屋

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

お客様のお庭で赤く熟したヤマモモの実を発見。
今年はずいぶんたくさんなっていたようですが、もうほとんど落ちたり
鳥に食べられてしまっていました。

私の故郷高知は数少ないヤマモモの産地で、生まれ育った市の木にもなっています。
(ちなみに、兵庫県もその数少ない産地のひとつなのだそうです)
ゆえに子どもの頃は季節になると祖母が市場で買ってきてくれたり、
高校の校庭に1本だけたくさん実をつける木があって手の届くところに
なっているものを食べたり、なんとなく懐かしさを感じる果物です。
中には大きな種が入っていて少し食べづらいのですが、カシスのような
ワイルドな香りがあり、赤黒いくらいのものがより甘くて鮮やかな赤のものは
酸っぱいので少し塩をふって食べるのが常でした。

そんなふうに産地近くで育った私にとっては身近なものでしたが、
ヤマモモの木は関東以南でしか育たず、実は傷みやすく日持ちしないため
生産地から遠い地域のスーパーなどで流通することはほとんどありません。
収穫期はちょうど梅雨の頃のほんの一時ですが雨の日に収穫すると水っぽくなるため
梅雨の晴れ間にしか収穫できず、さらに裏年もあるそうで、なかなか手に入らない
幻の果物なのです。

栽培技術や物流の発達により多くの野菜や果物が季節を問わず手に入る便利な世の中で、
限られた時期しか食べることのできないヤマモモは薄れつつある「旬」を
感じさせてくれる貴重な存在ではないかと思います。
食べ物もそうですが、季節を感じながら日々暮らすことの大切さを
仕事を通してたくさん伝えていけたらと思います。

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