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野の草note ~野に咲くクレマチス -グリーンテリア 芦屋

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

出かけた先でよくこの花に出会う季節になりました。

写真があまり上手に撮れてなくて残念な感じですが、
キンポウゲ科センニンソウ属のつる性植物 センニンソウです。

キンポウゲ科センニンソウ属に属する植物はクレマチスと呼ばれ、多くの園芸種が作出されています。
このセンニンソウは日本の野山に自生するクレマチスの原種のひとつ。
花のない時期はなかなかその存在に気づきませんが、この時期そこら中で一斉に白い花を咲かせる姿が見られます。
花が散ればやがて白い毛の生えた実をつけ、この姿が仙人草の名の由来となっています。
ひとつひとつの花は小さくて園芸種に比べると控えめですが、その形はしっかりクレマチスらしい姿をしていて
一度にたくさん集まって咲くので花の時期はなかなか見ごたえがあります。
そんな姿に魅了される人も多いのか、野の草ながらちゃんと苗の流通があって、斑入種も出回っているのだとか。
私も以前とあるお庭に植えさせていただいたことがありますが、クレマチスの中でも休眠期に強剪定するタイプ
なので、お庭に迎え入れるなら植え場所、使い方は検討の必要があるかと思います。

キンポウゲ科の植物にはクレマチス以外にもクリスマスローズとかラナンキュラスとか花が美しいものがとても多く、
私も個人的に好きな植物がたくさんあるカテゴリーなのですが、実は多くが有毒植物です。
クレマチスも然り。
センニンソウはこの毒性から薬草としての利用もあるそうですが、危険ですので安易な使用は避けましょう。
皮膚がデリケートな方は素手で茎や葉の汁に触れるとかぶれる恐れもあるので要注意です。

この花が咲く頃、暑くても空や風の様子は変わりはじめます。
夏の終わり、秋のはじまり、なんとも絶妙なタイミングで咲く花です。

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