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2025年の記事一覧

以前に外回りの植栽スペースの改修をさせていただいたお庭。
季節ごとに花が咲く様子をフロントガーデンと呼んでお客様も長年楽しんでくださっていたのですが、年齢やライフスタイルの変化に伴い、もう少し楽に維持できる形へ改修したいとのご相談をいただきました。

まずはシンボルツリーを残していったんすべての低木、宿根草を撤去し、その中から比較的維持管理がしやすいものを再度植えなおして植栽の量を大幅に削減。
残りのスペースは防草シートを敷いた上で砂利とグリ石敷きですっきりと仕上げました。
  

既存部となじみやすいナチュラルな色調の砂利やグリ石は雨にぬれると少し表情が変わり、その様子をお客様がとても気に入っていると喜んでくださっています。
移植した植物は季節柄そろそろ休眠に向かう時期ですが、来春には芽吹いて石となじんだ美しい姿を見せてくれることと思います。

昨今「庭じまい」などと言われ、こういったご相談は増えています。
植栽のボリュームは多ければ多いほどいいというわけではなく、少ない量を効果的に見せるのもまたひとつの方法です。
できるだけストレスなく、それぞれのご家庭のスタイルに合った形でお庭を楽しんでいただけるといいなと思います。

一年で最も花や緑が美しい季節がやってきました。
仕事で訪問する住宅街のお庭がどこもきれいでつい見入ってしまいます。

そんなよい季節の最中、昨年つくらせていただいたバラの庭のお客様より、
「今週あたりバラが最高にきれいにみられると思うからお花見いかが?」とお誘いをいただきました。
少し前にお手入れに伺った際も少し咲き始めていて楽しみにしていたところでした。


伺ってみると、色とりどりのバラがあふれるように咲いて、夢のような光景が広がっていました。
そして、そこら中からただようティーやダマスクなどのいい香り。

 

 
↑色彩、形、サイズなどそれぞれ個性豊かなバラたち
ひとつひとつ見ていても、全体を見わたしてもため息が出るような美しさです。

冬の間の必要な処置から、現在も花ガラ摘みなど毎日のように丁寧にお手入れしてくださっているとのこと。
施主様の日々の努力の結果が素晴らしい形となっていて、私たちもとても幸せな気分になりました。

お庭を大切に育てていただきありがとうございます。
年々美しくなっていくお庭をこれからも楽しみにしております。

立春を過ぎたとはいえ、寒い日が続いています。
庭に出るのも億劫になってしまいそうですが、春を迎える前にしておきたい作業や、お庭の隅々までよく見える時期だからこその発見もあったりするものです。

そんな寒い季節、祖母の家の裏庭でこんなものをみつけました。

これは八角?
ではなくシキミ(Illicium anisatum)の実。
シキミの実は食べれば死ぬ可能性もある猛毒です。
中華料理の香りづけなどで使われるスパイスの八角は同属のトウシキミ(Illicium v​​erum)の実で、こちらは毒性がありません。
よく似た姿から間違えられることがあるそうで、誤食事故も起きています。

そしてこちらは以前に六甲山で出会ったシキミの花。

六甲山地では比較的よくみられる木で、間もなく訪れる春がこの花の咲くころです。
シキミは仏事に使われることから花や実よりは枝葉のほうがなじみがあるという方も多いかもしれません。
実だけではなく根も葉も枝も全て有毒で、仏事に使われるのはこの毒が邪気を払うという意味もあるのだとか。

同属で見た目もそっくりなのにかたや食用、かたや猛毒とはややこしい話ですが、シキミがこの辺りではよく見られる木であるのに対して、八角の採れるトウシキミは日本には自生しません。
庭木や公園樹として植えられるようなものでもなく、日本の野山や里でこのような木の実をみつけたら、それはまず間違いなく猛毒のほうです。
拾っても絶対に食べてはいけません。

本年もよろしくお願いいたします。

お客様から嬉しい一言の入った年賀状をいただいたのでUPさせていただきます。

ご本人も、さらにご親族のお宅まで、何度も工事でお世話になっております。

ご丁寧にありがとうございます。

本年も協力業者様を含めたチームグリーンテリアで、お客様に喜んでいただけるよう頑張ります!

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