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エクステリア・ガーデン グリーンテリア芦屋 nonakaの記事一覧 [ 4/16 ]

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

週間予報は傘マークが多め、ようやく少し梅雨らしくなってきました。
今日は雨のはざまをぬってなんとか外構の着工。
メンテナンスチームも稼動しております。

メンテナンスに関しては春の花がひととおり終わり、木が生い茂る6月頃からお盆くらいまでが
ひとつのピークとなっていますが、入らせていただく時期やサイクルはもちろんお客様によって違います。
大きな木の剪定だけ2~3年に1度という場合もあれば、剪定、芝のお手入れ、除草、薬剤散布、施肥、
季節ごとのお花の植え替え・・・などで2ヶ月に1度くらい定期メンテナンスをさせていただいている
ケースもあります。

立地条件や植栽内容、ライフスタイルなどによりかかる手間も手間をかけられる時間もそれぞれ。
お忙しかったりお手入れが苦手でも緑や花のある暮らしを楽しみたいという方は、
管理の面でプロに頼るというのもひとつの手段かと思います。
定期的にお伺いする中で管理上のお悩み事のご相談をお受けしたり、植物の生長の様子を見せていただけたりと
私たちにとってもお客様とのよいコミュニケーションの機会になっています。

度々書いていますが、エクステリアやお庭は工事完了時がスタートです。
お庭を通してぜひ末永いおつきあいをさせていただけましたらと思います。


先日植え替えさせていただいた花壇。
色やテイストなどリクエストをいただく場合も完全お任せの場合もあり、
私も楽しみながらコーディネートさせていただいています。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

とある休日、度々このBlogに登場する神河町の友人の農園 Berry’s Farm & Gardenさんを訪れました。
この日オーナーTさんが用意してくれた季節のお楽しみはいちご摘みといちご大福づくり、
並行してブルーベリー園の畝にこぼれ種で出てくるシソを間引いてシソジュースづくりも。

さらに周辺の景色や山の植物観察も毎回の楽しみのひとつです。
神河町で出会った植物を少しご紹介


バイカモ
冷たくて流れている水でしか育たない水草で、兵庫県ではレッドリスト入りしています。
こちらは自生しているものではなくリゾートホテルの庭の流れで大切に育てられているものです。


スイカズラ
日本自生のハニーサックル。
この時期山沿いを走るとそこかしこでたくさん見られます。


マタタビの白い葉
葉が白くなるのは開花期のサイン。
花粉を運ぶ虫たちのための目印なのだそうです。
よく見ていただくと確かに蕾がちらほら


不気味な物体はヒメコウゾの実
この時点ではちょっと気持ち悪くも見えますが、ヒメコウゾはクワの仲間ということで、
これもやがてクワの実のようなつぶつぶに生長してモミジイチゴのようなオレンジ色に熟します。
和紙の原料として知られるコウゾはヒメコウゾの雑種なのだとか。


クサフジ
ゲンゲの話でご紹介した緑肥として田んぼに植えられたものがあぜで繁殖していました。


見た目は少々不恰好ではありますが、摘みたての甘いいちごでつくったいちご大福のお味は格別。
今回も一日しっかり遊び倒して帰ってきたのでした。
次はまたブルーベリーの頃に。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

ちょうど今頃の時期、この花何ですか? と聞かれることがあります。

こちらはオオキンケイギク。
オレンジ寄りの黄色は初夏の青空によく映え、華奢な茎に大きな花がついて風に揺らぐ姿は確かにきれいです。

でも実はこれ、特定外来生物に指定されており、育てるのも売るのも生きた状態で運搬することも禁じられています。
毒があるとかいうことではありませんが、非常に強健で繁殖力が強いため、在来種の生育地に影響を及ぼすのです。
もともとは園芸や緑化用として持ち込まれたものですが、いまや自治体によっては駆除の対象となっています。
持ち込んでおいて増えたら駆除とは人間の勝手のような気もしますが、きれいな花だからといって
勝手に増やしてはいけない場合もあると知っておいていただけたらと思います。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

一面に広がるゲンゲ畑。
ゲンゲ(レンゲソウ)といえばシロツメクサに次いで花冠にする野の花の代表種ではないでしょうか。
ピンク色は女子の永遠の憧れ、ひらひらした繊細な形もあいまって、子どもの頃私の中ではレンゲソウの花冠は
シロツメクサよりもちょっと特別な位置づけだったような気がします。

子どもの頃はなんとなく勝手に生えてくる野の草のひとつだと思っていましたが、
もちろんこんなゲンゲ畑は勝手にできるものではなく、人為的につくられたものです。
マメ科のレンゲソウは根にすむ根粒菌の働きによって窒素分を多く含み、土を肥やす効果があります。
ゆえに秋に田んぼに種をまき、田植えの前、ちょうど花が終わる頃に窒素をたっぷり含んだレンゲソウを
土にすきこむことでイネの生育がよくなるのだそうです。

昔はよく見かけたこんな光景も、最近では農業事情の変化により見ることは少なくなりました。
種が飛んであぜに生えてくることもないのでレンゲソウ自体めったに見なくなったように思います。
田園地帯に生まれ育った私にとってなじみ深いものだけにちょっと寂しい気がする昨今です。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

今日から4月。
そして今日、明日は芦屋さくらまつりです。
芦屋川のサクラは1分咲きくらいのようですが、雨が上がって昨日よりは暖かく過ごしやすく、お花見楽しめそうです。
みなさまお越しの際はぜひ芦屋市商工会青年部ブースへお立ち寄りください。

サクラが咲けば間もなく花や緑が美しい季節がやってきます。
今月はそんな季節にぴったりの、お庭をテーマにした映画が立て続けに公開となります。

まずはイギリス映画「マイビューティフルガーデン」
植物恐怖症の女性がガーデニング好きの隣人に庭づくりを教わりながら成長していくという物語だそうです。

そして「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」
こちらは日本製作で、長年にわたり撮影した映像を編集したターシャ・テューダーのドキュメンタリー。
予告編だけでも庭や周辺の自然の美しさに思わずため息が出ます。

現実的には映画の中に出てくるような花や緑でいっぱいの庭を維持していくのはなかなか大変なことだと思いますが、
ほんの小さなスペースでも、ひと枝の切り花でも植物は暮らしに豊かさをもたらしてくれるものではないかと思います。
こういった機会にぜひ多くの方に庭や植物のある暮らしの楽しさを改めて感じていただけたらよいなと思います。


↑これは去年の写真です。今年の開花はもう少しゆっくりめ。
 

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

お友達に誘っていただき大阪某所の公園へ。
冷たくて強い風が吹いて寒い日でしたが、様々な春の花に出会うことができました。

スノードロップ、クロッカス、カンザキアヤメ・・・

そしてこの日一番目を惹いたのが様々な種のマンサクの花。
春真っ先に咲く→まず咲く→マンサク・・・というのが語源ではないかといわれていますが(諸説あり)
ちょうど満開を迎えていました。

アプリコットぽいのからくすんだピンク、春らしいレモン色など複雑で美しいニュアンスカラーがたくさん。
申し訳ないけれど細い花弁はなんだかしおれているようで、これまで特別好きな花ではありませんでしたが、
こんなにきれいだと思うのは単にこの公園の木の花付きがよいからか、もしくは歳のせいなのか・・・

おまけ

まるで置物のように同じ姿勢のまま動かないネコ
彼もきっと暖かい春が待ち遠しいことでしょう。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

大きなオリーブの木の中にメジロを発見。

メジロは野鳥の中では市街地でも比較的よく見られる種で、車や人が絶えず行き交う鳴尾御影線でも
街路樹のケヤキやシャリンバイの中を飛び回る姿をよく見かけます。
ただ、トロい私にはすばやく動く鳥をカメラでとらえるのはなかなか難しく、
めずらしくそれと分かる姿に写ったのがこの一枚です。
ちなみに英名はJapanese White-eyeで、英語でもやはり「目白」です。

この木の下には誰かがきれいに実を食べてペッと出したような種がいくつか転がっています。
渋そうな生のオリーブを食べたのは果たしてメジロなのか、同じようによく見かけるヒヨの仕業なのか、
メジロのしぐさをみても何をついばんでいるのかは不明でした。
本来は花の蜜を好むそうで、ちょうど今くらいの時期はウメやツバキにとまる季節感たっぷりの写真をよくみかけます。
私には少々難易度が高いですが次はどこかでそんなシーンを狙ってみたいと思います。

落葉樹の葉がない寒い時期はお庭は少し寂しく感じられますが、野鳥の姿をみつけやすいのはこの時期ならでは。
暖かい部屋の中からでも時々お庭をじっくり観察してみてはいかがでしょうか。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

写真は祖母の家の庭のロウバイ。
お正月休みで帰省する頃いつも咲いていて、香りのよい花つきの枝を少しもらってきたりします。
基本種は中のほうの花弁が赤紫を帯びるということなので、花が中まで黄色いこの木は
おそらくソシンロウバイではないかと思われます。
ロウバイの英名はwinter sweet。
英名のsweetはニオイスミレのsweet violetやニオイナデシコのsweet pinkのように
しばしばその芳香をあらわします。
冬を彩る数少ない花であるロウバイは立春までの間の冬の季語にもなっています。
まだまだ寒い日が続いていますが、間もなくロウバイから梅の季節へ、暦の上では春がやってきます。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。


まるで連なるキャンディのような不思議な物体はゲットウ(月桃)の実。
ゲットウは日本では沖縄などに自生し、沖縄ではサンニンとも呼ばれるショウガ科の植物です。
沖縄出身の友人によるとサンニンの葉で蒸してムーチーというお菓子をつくるそうで、
沖縄ではとてもポピュラーな植物のようです。

ここ数年はこのあたりでも実がドライフラワーとして出回るようになり、
今年は初めて生の実に出会うことができました。
写真のようにもとは緑でだんだん赤く熟し、やがて開いて中の黒い種子がのぞきはじめます。
さらにそのままドライにすると鮮やかな朱赤がやわらかいオレンジ色に変わっていきます。
ドライでは分からなかった香りは、やはりちょっとショウガに似てピリッとスパイシー。
ムーチーにはこの香りが欠かせないのだそうです。

自然の造形にはちゃんとそれぞれ理由があるのだといわれますが、
この不思議な形にいったいどんな意味があるのか、興味をかきたてられる植物です。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。
嵐のような夜から一転、今日もさわやかなお天気となりました。
芦屋は秋まつりでブラスバンドにこどもみこし、だんじり、と朝からいろんな音が入り乱れておりました。

夏の終わり頃のこと、たまたま2週つづけて染物を体験する機会がありました。
1回目は毎年お世話になっている友人のブルーベリー園、Berry’s Farm & Gardenさん。
オーナーTさんは私が行くというといつもたくさんのお楽しみを用意してくれます。
この日もまずはブルーベリー摘み→夏野菜を収穫してパスタづくり→ブルーベリー大福づくり
と並行してブルーベリー染め、と私のよくばりリクエストを全て実現していただきました。

ブルーベリーは枝葉でも染めることができますが、シーズンならではの贅沢な実染めを体験。
畑のブルーベリーはまず来園者が摘み取りを楽しんで、Tさんが摘んだものは販売用に。
それでも次々なるので冷凍やジャムなど加工品をつくり、さらに落ちて食用に適さないようなものを染物に、
と無駄なく使われています。

ブルーベリージュースそのものの美しい紫色の染液で染めたさらしは少し青寄りの藤色のような色に。
頭のかたい私にはどこをどうしばるとどんな柄になるのかが分からず、Tさんにアドバイスいただきながら
いろんな柄が出来上がりました。

そして2回目はお友達に誘っていただいたみつばちの森の集いというイベントのワークショップ。
山を歩いて材料になる草木を収穫し、摘み菜料理と草木染めを体験するというこれまたよくばりなスケジュール。
この日使ったのはアカメガシワの葉とグミの葉で、私はグミを選びました。
どちらも緑の葉から出た染液ですが、染め上がりはアカメガシワが黄色っぽく、グミは少し緑がかったこげ茶のような色に。
絞り方は前の週に少し教えてもらったかいあって思ったものに近い柄ができました。

ブルーベリーの実染めは比較的材料の色から仕上がりも想像しやすいほうだと思いますが、
特に枝や葉の染物は植物の種類によって材料の姿からは想像もつかない色が出たりします。
さらにそれは使う媒染や植物を収穫する時期によっても変わります。
科学が得意な人ならいろいろと説明もできるのかもしれませんが、スイヘイリーベ・・・あたりで早々に挫折した
私にとってはなんとも不思議な世界。
どこにそんな色を秘めているのか、植物の世界の奥深さを改めて感じます。

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