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エクステリア(外構)・ガーデン(庭)芦屋の記事一覧 [ 6/20 ]

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。
風が心地よく花やみどりが最も美しい今くらいの季節が一年で一番好きなときなのですが、5月もまもなく終わり。
いよいよ梅雨の足音が聞こえてきそうでなごり惜しく感じる今日この頃です。




写真はGWに帰省したときの実家のワイルドフラワー畑の様子。
家庭菜園の一角で両親がワイルドフラワーミックスの種をまいて育てており、
毎年春から初夏にかけては夢のような光景が広がります。
様々な花が次々に咲く様子は海外の古い写真に出てくる田舎の野原のようで、
ときには見たことのないようなレアな種に出会えることもあります。

こういったミックスシードは造園の世界ではよく空き地や法面などまとまった面積の緑化用に使われたりするため、
手間いらずできれいな花畑を保てるようなものと思われがちです。
しかしながらよく種を飛ばすものは次の年にいろんなところからこぼれ種で出てきたり、
逆に同じ場所が次の年も同じようにそのまま花畑になるかといえば決してそうではなく、
なかなかコントロールが難しいものです。
ちなみに実家のこの畑では、春の花の時期が終わればすべて撤去してジニアやクレオメなど夏の花に植え替えています。
(私は帰ってきては見るだけの人です・・・)
それでもこぼれ種で出てくるようなものは年々勢力を増し、写真は部分的に切り取っていますが、
実際には勢力の強いカモミールやピンクのシレネが大きな面積を占めています。

そんなわけで、家庭用の小さな袋のものも出回っていますが、挑戦してみたいという方は
植える場所を選ぶしある程度手間もかかるものだということをご考慮の上検討してみてください。

うまく育てることができたら春は本当に幸せ気分に浸れます。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

先日、御影の蘇州園にて開催されたメーカーさんのセミナーに参加させていただきました。
御影といえば阪神間モダニズムの頃に建てられた誰もが知っているような大企業の一族のお屋敷が点在する地域。
現在は結婚式場となっている蘇州園もそんなお屋敷として建てられた阪神間モダニズム建築のひとつです。
庭もきれいに整備されており、同じ業界の方の集まりとあってみなさん興味深そうに建物や庭を見ておられました。

東京から来られた参加者の方が、御影の駅に降りたら駅が黒い御影石でできていたりするのかなと思った
と言われていましたが、なるほど確かに御影石といえばなんとなく墓石のグレーや黒をイメージするかもしれません。
私もこちらに住むようになって知ったのですが、本御影と呼ばれる石はベージュっぽい花崗岩、いわゆる桜御影です。

エリア的には本御影とは呼ばれなくても芦屋や西宮あたりでも工事をしていると現場でそんな
ベージュの花崗岩が出てくることがあります。
蘇州園の外周もそうですが、阪神間にはそんな桜御影の石積みが古いものから新しいものまで多く見られます。
巨大な石は動かすのが困難でそのまま門柱や土留、景石などとして使われているケースもあります。
こちらに来たばかりの頃、そのような石積の建物や塀のある風景がとても美しく印象的に感じられ、
当時通っていた専門学校の卒業設計に桜御影の玉石積の大きな壁を取り入れました。
今でもとても好きな阪神間の風景です。

工事で出た石はそのまま捨てられることも多いと思いますが、その地で採れるものを無駄にせずに生かし、
それによってその地ならではの美しい景観がつくられ、住む人や訪れる人がその地の歴史や地理に思いを馳せる・・・
私たちの仕事もそういうふうにあることができたらいいなと思います。

ちなみに、現在では稀少な本御影の板石を張らせていただいたお庭がこちら↓↓↓
                              水車と流れの庭
ご興味のある方はグリーンテリアまで(^^)

今月末に伐採工事を予定しているお宅へ現地最終打合せに行ってきました。

15m程の木を数本伐採・草刈りして道を作って敷地内の裏山に
入れるようにする・・・するんですが・・・・
裏山にはイノシシはもちろんコチラも出ます(・。・;

そうっ熊さん!
ある日~山の中~熊さんに~♪出会わないことを祈りますが
まあチェーンソーあるし協力工事店さん体が大きいし大丈夫かと(^^)

土曜日・日曜日とさくらまつりに芦屋市商工会青年部として参加させていただきました!

土曜日は雨も降って寒くかったですが、日曜日はお天気が良くなって良かったです(^^)

当社のお客様や関係者の方もお越しくださり、マッシュルームを気持ちサービスさせていただきました(^^)

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

急激に季節が進みはじめ、景色が刻々と変化しています。
事務所の窓いっぱいに鳴尾御影線の緑が広がる幸せな光景が見られるのもまもなくでしょう。

先月、画家小林路子さんの菌類画を観にいってきました。
きのこも植物画(きのこは植物ではありませんが・・・)も好きな私は会場の外に貼られたポスターからしてもううっとり。
原画はさらにさらに美しく、きのこそのものはもちろんのこと、落葉や苔、野草など周辺環境の描写もすばらしかったです。
都市部の公園から北海道や八ヶ岳など実際に生息地へ足を運んで描かれており、そのきのこに出会ったときの様子や毒性のこと、
臭いや味のことなどひとつひとつの絵に添えられたきのこ愛あふれる解説がまた魅力的でした。

きのこは種類によってはときに一発で大きな木を枯らしてしまうこともあり、庭の仕事に携わる私たちにとっては
天敵ともなりうるものです。
地上にひょっこり出ている姿はかわいくも見えますが、それはほんの一部分であり、
地中や木の中に彼らの本体である菌糸が張りめぐらされていると思うとちょっと底知れぬ恐ろしさも感じるような・・・
でもそんな不思議な生態といい、多様なデザインといい、心惹かれずにはいられません。
美しい菌類画を通してきのこへの興味はますます深まるばかりなのでした。

これらの原画はいずれは全てキューガーデンへ寄贈されるのだそうで、日本にあるうちに観ることができてよかったです。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

もしも、一番好きな植物は?と聞かれたら…
とうてい答えられないくらいたくさんありますが、こちらもそんな大好きな植物のひとつ。

ヘレボルス・フェチダス
ヘレボルスの原種のひとつでクリスマスローズの仲間です。
名前は学名そのままで、種小名にあたるfoetidusは「悪臭のある」の意。
その独特の臭いに因むそうなのですが、そこまで強い臭いを放つわけでもないのに
もっといい名前をつけてあげてほしかった・・・

数あるクリスマスローズの種類の中でも小さなベルみたいな花が房になって咲く様子や
細く切れこむ葉っぱはかなり個性的ですぐに見分けがつきます。
そしてその特徴ある容貌ゆえちょっと好き嫌いが分かれる種ではないかと思います。

こちらのフェチダスは1月に買ったもので、ガラス瓶に活けたまま少しは色あせてきてはいるものの、
2ヶ月ちかくほとんど変わらぬ姿を保っています。
クリスマスローズはもともと長持ちな上、寒い時期だったこともあるのですが、
それにしてもなかなかのロングランです。

庭植えの植物としては、よく見かけるオリエンタリス系に比べると高温多湿に弱く、
阪神間あたりだとちょっと育ちにくいイメージがあって、私も何度か枯らしています。
(枯れるというよりいつのまにか消えてなくなってしまう感じ)
そんなわけで、とても好きな種ですが残念ながら仕事では指定でご依頼がない限り
積極的に植えることはありません。
挑戦してみたいという方は鉢植えで、季節によって雨を避けたり暑い時期の日差しを避けたりと
場所を工夫しながら育ててみていただくとよいかもしれません。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

出かけた先でこんな花壇に出会いました。
 
玉石積の花壇にワイヤープランツなどの観賞用の植物とともに植えられているのはご覧のとおり
ブロッコリーやレタスなどの野菜です。
間にローズマリーやタイムなどのハーブも添えられていました。
花壇というより菜園と呼ぶべきなのかもしれませんが、住宅でも飲食店でもない建物の外周なので、
はたして収穫目的なのかどうかは謎です。

野菜にはユニークな色、形をしているものが多く、実は観賞するのも楽しいものではないかと思います。
例えばリーフレタスのブロンズ色はカラーリーフとして使うこともできますし、
アブラナ科のブロッコリーやキャベツにはいわゆる菜の花が咲き、
キク科のレタスにはタンポポみたいな花が咲いて綿毛ができます。
(花をみるとなると収穫適期は逸してしまうわけですが・・・)

暖かくなり花壇のお花を植えたり菜園を始めたりという気分も高まる頃、
ご家庭でもハーブやお花と組合わせたり、カラフルな洋野菜を取り入れてみたり
と観ても食べても楽しめるエディブルな花壇に挑戦してみてはいかがでしょうか。

エクステリア & ガーデン グリーンテリアのノナカです。

南向きの事務所の窓から差す日の光が日ごとに明るくなっているように感じます。
しかも今日は少し暖かいです。

今月4日、友人が朝来の古民家で開催した立春の茶話会に参加してきました。
当日午前中から集合してまずはつるかご編み体験。
なぜそんな寒い時期にかご編み?と思われるかもしれませんが、材料のつるは虫がいなくて葉っぱの処理も不要な冬季が
収穫しやすく作業もしやすいのです。
主催者Tさんの家で採れた旬のお野菜いっぱいのお昼、3時には焼き芋とお番茶ラテのおやつ、
と休憩をはさみながら全員かごを仕上げて帰ります。
つるかごは私も子どもの頃父や母に教えてもらってつくったことがあり、ちょっとなつかしく思い出しました。

一口につるといっても植物の種類によって特性があり、私は葉のない状態で全部の名前が分かるほど達人ではありませんが、
やってみて扱いやすく仕上がりもいい感じに味が出やすいのはのはやはりよく使われるアケビかなあという印象。
あとはブドウ系はたまにまきひげがついていてこれがいいアクセントになります。

玄関のディスプレイにもTさんが収穫された極太のつるが使われており、こちらはおそらくフジヅルと思われます。
(つるはTさんや知人の方の山で許可をいただいて切らせてもらっています。)

かご編みの手法はいたってシンプルな仕組みなのですが、そんな植物の特性につくる人の個性も相まって
できあがりはみんなそれぞれ。
私は平皿かビンを入れられるような細めで深いのをつくりたいなと思って、結局平皿になりました。
雑さと不器用さまる出しなので小道具でごまかし・・・

まだまだ寒い時期で雪の予報もありましたがなんとか帰りまでお天気がもち、
穏やかで過ごしやすい春のはじまりの1日となりました。

エクステリア&ガーデン グリーンテリアのノナカです。

都市部のど真ん中、しかも地上16階で意外な植物に出会いました。

こちらはジンチョウゲ科の落葉低木ミツマタ。
ミツマタの名のとおり3つに枝分かれするというとても分かりやすい特徴があります。

英名だとOriental paper bush(=東洋の紙の低木・・・てなことでしょうか)
日本では古くからこの木の皮が紙の原料として使われてきました。
特に高知県出身の私にとっては小学校の頃に伝統工芸の勉強で土佐和紙の原料として習うため、
子どもの頃からなじみのある植物です。
手漉き和紙などというとあまり身近に感じないかもしれませんが、現在も日本の紙幣の原料として使われており、
実はとても私たちの生活に密着したものです。

もともと日本には分布していなかったようですが、高知でも近畿圏でも山沿いの地域などで
野生化しているものがよく見られます。
こちらはよく遊びに行く神河町の山中で群生していたもの。

こんなふうに黄色い花の咲く基本種の他に赤花の園芸種も流通しており、庭木としても人気があります。

ミツマタは啓蟄から清明の頃の季語とされています。
まだ花も緑も少ないこの時期、かすかな春の気配にちょっと幸せな気持ちになる早春の花です。

エクステリア&ガーデン グリーンテリア のノナカです。

最強寒波と言われる寒さ。
インフルエンザも大流行中とのことですが、みなさまいかがお過ごしですか。

まだまだしばらくは厳しい寒さが続きそうですが、お花屋さんの中だけは
年が明けてお正月ムードが去る1月半ば頃から一気に春がやってきます。
ラナンキュラス、チューリップ、ヒヤシンス、スイセンなどなど春咲き球根の花がたくさん。
これらの中には香りのよいものも多くて、お店の中にたちこめるよい香りにうっとりします。

ここ数年この時期からよく出回るようになったのが花芽付き球根です。

花つきの球根というべきか、球根つきの花というべきか、、本来土の中にある部分が根っこまで全部ついた状態のもの。
昭和の頃によく見たヒヤシンスの水栽培も近頃また流行中のようですが、写真のムスカリなどは土から彫り上げて
根を洗ってあるようです。
他にはコロンと手のひらにのってしまうようなかわいらしい原種系チューリップもよく見られます。
水栽培と同様に土から栄養をもらうことができないので、次の年に再び咲かせるのはなかなか難しいようですが、
植物の全身の形が見えるその姿は自然造形の美しさが強く感じられ、普通の切花とはまた違った魅力があります。

色も香りも春らしさいっぱいのお花屋さんを見ていると、いっそう春が待ち遠しくなる今日この頃です。

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